報連相をうまくできない理由を看護師は知っておこう

報連相が苦手な看護師はそもそもやり方が上手ではない可能性があります。伝え方やタイミングが悪いとうまく報連相が機能せず、相手にしっかり伝えられない、情報の共有がうまくいかなかったばかりにミスにつながってしまうといった問題が生じてしまうのです。しかも、その失敗の経験が精神的なプレッシャーになってしまい、ますます報連相に対して苦手意識を持ってしまうことになりかねません。

そうなると「うまくいく方法」だけでなく「失敗しがちなパターン」を知っておく事も重要になってきます。いきなりうまくやるのは難しいですから、まず「失敗しないよう」心がけることで苦手意識を払拭していくことが大事です。そのうえでもうまくできない理由、失敗のパターンも知っておきたいところです。

まず代表的な理由として挙げられるのは「気後れして先輩や上司に話しかけられない」ケースです。とくに人手不足などで忙しい職場では相手の仕事の邪魔をしてしまうのではないかと気後れしてしまいがちです。しかも意を決して話しかけたら邪魔だと怒られてしまうケースさえあります。これは報連相にはタイミングも重要であることを示しています。

それからうまく報連相する内容を頭の中でまとめられないのもよくある理由です。いわゆる対人コミュニケーションではなく、看護師としての知識に基づいたコミュニケーションスキルが求められるため、経験不足だとなかなか要点をうまくまとめたうえで報連相するのが難しいのです。その結果しどろもどろな報告になってしまい、イライラした相手に怒られてしまう、なんてことも起こりえます。

ですからよいタイミングを見計らう、そしてあらかじめ頭の中で要点をまとめておくことが看護師の報連相のポイントと言えるでしょう。