看護師の大切な報連相の伝え方とは

看護師は、勤務先の大小にかかわらず「報連相」をすることが多いです。報連相とは、報告、連絡、相談の略語で日本独特の社会人マナーとして提唱されている行為です。

実は、海外ではこのような社会人の教えはあまりみかけません。日本企業は外国人スタッフに対して、特別に報連相の大切さや重要性を教える事があるぐらいです。

看護師にとって報連相はなくてはならないマナーです。しかし、現場の状況がひっきりなしに変更される状態で報連相をいかに上手に行うかは新人看護師の悩みの一つにあげられるぐらい難しいものです。

どうして看護師に報連相がなくてはならないものかというと、1つ目は看護師の仕事内容が複数名でチーム制で働く仕事だからです。一人の患者さんを複数名で看護することをチーム医療と呼んでいますが、多くの医療従事者が時間差で患者さんを看護しなくてはならない時、この報連相が必ず必要なのです。

2つ目は、情報共有をすることで問題を未然に防ぐ事ができるからです。新人看護師の時は、初めての事やわからない事も多くあります。しかし、患者さんの前ではわからない、知らないは通用しません。先輩看護師と情報共有することで、抱えている問題や不明点を指摘できれば何か問題が起こる前に修正することも可能です。

3つ目は、自分の行動を明確化するためです。チーム医療を行う際は勝手な思い込みや判断は偏ったものになってしまい大きな事故になりかねません。自分は何のために何をしたか、複数の人間で把握する事でダブルチェックの役割が生まれます。